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今日は土佐勤王党の中心人物、武市瑞山(通称:半平太)が生まれた日です。
身分制度のある江戸末期、現在の高知市仁井田吹井に、白札(上士と下士の
中間にあたるの身分)という身分の家に生を受けました。
親戚関係にあたる坂本龍馬とも途中まで志を共にしたものの、袂を分かち。
吉田東洋の暗殺、土佐藩の山内容堂公からの弾圧と。最後は投獄の後、切腹
の最期を迎えました。梼原町の勤王の志士たちも、共に決起しています。
今日の一冊は「瑞山のことば:対訳 妻・姉あて書簡」(上野智子∥訳・著)
入獄前から入獄後に渡って、瑞山が妻や姉宛てに送った全百八十五通の書簡
を訳したもの。瑞山という一人の人間が、果たしてどのような心境を綴って
いたのか。ぜひご一読ください。
また、妻である武市冨さんは、晩年にこの梼原町に居を構え余生を過ごした
方。ゆすはらの町に縁を感じます。