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今日は、シンボリルドルフ号が、日本中央競馬で史上初の無敗でクラシック三冠を達成した日です。
シンボリルドルフは1981年に北海道門別町のシンボリ牧場で生まれました。父は名種牡馬パーソロン、母はシンボリ牧場が生産した名馬スピードシンボリの産駒のスイートルナです。1983年の夏に新潟でデビューし、名騎手・岡部幸雄を背に勝利を重ねました。当時の馬齢表記の4歳(現3歳)時には格式が一番高い(G1)レースの皐月賞や東京優駿(ダービー)を含め、負けなしで世代の頂点を極めました。鞍上の岡部騎手が三冠を意識して、皐月賞の表彰式で指を一本、ダービーの表彰式では指を二本掲げたエピソードは有名です。そして、1984年のこの日、クラシック三冠最後のレースの菊花賞が京都競馬場で開催されました。道中、多少の不利はあったが、後続を振り切り見事勝利を飾り、JRA史上初の無敗でクラシック三冠を達成しました。表彰式で岡部騎手は指を三本、高々と掲げました。通算成績16戦13勝(G1 7勝) (13・1・1・1)。
今日、紹介する一冊は、『トウカイテイオー:天武の才、不屈の闘志』(双葉社企画編集部//編)です。
トウカイテイオーは1990年から93年に活躍した競走馬です。生涯成績は12戦9勝(G1 4勝)。無敗で皐月賞・東京優駿(ダービー)を勝利し、父子ダービー制覇という偉業を達成しました。父のシンボリルドルフと同じく三冠は確実と思われていましたが、ダービーの表彰式後に全治6ヶ月の骨折が判明し、最後の一冠の菊花賞は断念せざるを得ませんでした。その後、三度の骨折に見舞われるも、その度に復活勝利を挙げる彼の姿に競馬ファンは熱狂しました。そのような彼をヴィジュアルと共に知ることができます。