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今日は、フランスの国民的ヒロインであるジャンヌ・ダルクの誕生日です。

ジャンヌ・ダルクは、中世ヨーロッパの百年戦争中のフランスで農夫の娘として生まれました。彼女曰く、13歳ぐらいの頃に初めて神の啓示を受け、天使や聖人の姿を幻視したといいます。その啓示の内容は、「イングランド軍を駆逐し、王太子シャルルをランスでフランスの王位に就かせよ」というものだったそうです。その後、王太子シャルルに謁見し、フランス軍に従軍。イングランドとの数々の重要な戦いに参戦し、勝利を収め、フランスの各都市を取り戻すことに成功します。そして、ランスに辿り着き、王太子はフランス王位に就き、フランス王シャルル7世になることができたのです。しかし、その後の戦いで捕虜となり、イングランドに引き渡されることに。そこで、異端審問にかけられ、最終的に異端の判決を受けた彼女は、19歳で火刑に処され、その生涯を終えます。死後、フランスに対する彼女の貢献から、多くの政治家たちから崇敬を集め、百年戦争終結後に開催された復権裁判で逆転無罪となり、さらに列福・列聖となり、今ではローマ・カトリック教会でもっとも有名な聖人の1人になっています。

 

今日、紹介する一冊は、『奇跡の少女ジャンヌ・ダルク(「知の再発見」双書)』(レジーヌ・ペルヌー∥著、塚本 哲也∥監修、遠藤 ゆかり∥訳)です。

「フランスを救え!!」。神の声を聞いた17歳の少女ジャンヌ・ダルクは、彗星のごとく歴史に登場し、わずか4カ月で対イングランド戦の戦況を一変させ、失意の王太子シャルル7世をフランス国王として戴冠させるが、19歳で火刑に処せられる。その活躍は、長いヨーロッパの歴史のなかでも、屈指の奇跡的な事件とされています。大好評『皇妃エリザベート』『王妃マリー・アントワネット』につづく「歴史を変えた女たち」の第3弾です。

2024年 (令和6年)
5月2日(木)
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