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今日は、イタリアにあるピサの斜塔が着工された日です。
ピサの斜塔は、イタリアのピサ大聖堂の鐘楼であり、世界遺産「ピサのドゥオーモ広場」を構成している観光スポットの一部になってます。1173年のこの日に着工され、着工の数年後には塔は傾き始め、その後、長い年月にもわたって幾度も傾斜の修正と建築を繰り返し行われました。傾斜を修正できなかったことから、現在の最上階層だけは鉛直に建てられています。
今日、紹介する一冊は、『イタリア海洋都市の精神』(陣内 秀信∥著)です。
ピサは、イタリアの西部にあるアルノ川の河口付近で発展した海洋都市でした。海は障壁であると同時に、交流を育む道でもあった。ヴェネツィア、アマルフィ、ピサ、ジェノヴァの四大海洋都市をはじめ、南イタリアのガッリーポリやクレタ島のハニアなどを歩き、建物、街路、広場、港の風景を観察しながら、繁栄の歴史を探っています。