[BookShelf Image]:2232
明治3年の旧暦9月19日に明治新政府が四民平等の社会実現に向けて、平民苗字許可令を定めました。そのことを記念した日として苗字の日となります。
元々、平民の立場では苗字を名乗ることは基本的にはできず、勝手に名乗ったりしていたそうです。
明治になり、四民平等の社会実現に向け、武家や庶民との格差をなくすための制作のひとつとして平民苗字許可令を定め、庶民でも苗字を名乗ることが許されました。
今現在は「名」字の字を使われていますが、もともとは「苗」字であったものの、戦後に当用漢字として苗の字にミョウの読みが追加されなかったため、「名」字と書くようになったようです。
そんな今日の一冊はこちら「新説日本人の苗字とその起源 縄文人・弥生人のあだ名としての苗字」
本書は、苗字がいつの時代からどのように変化してきたのかを、苗字の歴史をひも解いていく内容になっています。
今とはそもそも違った概念で使われていたようですね。