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神嘗祭とは、天皇がその年の新穀を天照大神に奉納する重要な祭祀のことで、
天皇が天神地祇に収穫を感謝して自ら新穀を食す新嘗祭の一か月前に
行われます。
また、伊勢神宮でも行われ、皇室から勅使が遣わされます。
神宮では神嘗祭が最も重要な祭祀とされ、神嘗祭のときに御装束・祭器具を一新する
ので、神宮の正月ともいわれます。
今日の一冊は、
『大嘗祭の本義 民俗学からみた大嘗祭』(折口信夫/著、森田 勇造/現代語訳)
にえまつりについて。神嘗祭、大嘗祭について、秋・冬・春祭りと鎮魂行事、宮廷の鎮魂式と物忌み、直会について、など
折口信夫の「昭和三年講演筆記」を現代語訳したものになります。