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12月24日は、クリスマス・イヴ。クリスマス(キリスト降誕祭)の前夜。
eveは夜を意味する古語evenから来たもので「クリスマスの夜」の意味にな
ります。キリスト教会歴では日没が1日の始まりであり、クリスマスは24日
の日没から25日の日没までとなるので、その間の夜である24日の夜のことを
クリスマス・イヴと言う。恋人がいない若人には、あまりうれしくない一晩
であり、私もその一人であった。残業をしていたら恋人がいないことがバレ
るので、その日は早く家に帰り一人寂しくヤケ酒を飲んだ記憶がある。もて
ない者にとっては凶の夜なのです。(笑)
今日の一冊は、『1945年のクリスマス/日本国憲法に「男女平等」を書いた
女性の自伝』(ベアテ・シロタ・ゴードン/著)です。
敗戦直後の日本に若い女性として、激動の年月を生きたベアテ・シロタ・ゴード
ンの自伝が日本で文庫本としてあらたに出版されることは、時宜を得たことです。
「1945年のクリスマス」は第二次世界大戦の占領下での日本とアメリカの関わり
を----今、議論を呼ぶ題材ですが-----当人の経験をとおして語ります。
2016年6月発行ですので現在の世相と多少異なるかもしれないですが、今日の一冊
として取りあげました。