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2月18日は方言の日です。
鹿児島県大島地区文化協会連絡協議会が衰退しつつある奄美方言の保存・
伝承のために2007年に制定したものです。
記念日の名称は各島ごとの方言でも定められており、奄美大島では「シマユ
ムタの日」、与論島では「ユンヌフトゥバの日」などとなっています。
また、この日に合わせて、各島ごとにイベントなどを開催し、先の世代へ
方言を伝えていく取り組みがなされています。
今日の1冊は『「方言コスプレ」の時代』(田中ゆかり/著)です。
女の子が使う方言がかわいいからと「方言女子」という言葉が流行ったり、
関西人でもないのに「なんでやねん」とつっこんだり…
その土地の出身者でないのに、面白さや男らしさ、その場の雰囲気に合わ
せて方言を使う場面をよく見かけるようになってきました。
昔はマイナーなイメージのあった方言ですが、今は「方言女子」がかわい
いと言われるようにポジティブに捉えられています。この本では、その現
象を「方言コスプレ」と名付け、ドラマや漫画での方言の使われ方などを
例に挙げながら、方言の変遷をていねいに追っていきます。