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2月25日は道眞忌です。

この日は平安時代の学者で廷臣の菅原道眞の903(延喜3)年の亡くなったです。

代々学者の家柄に生まれた道眞は、幼いころから神童と呼ばれ、大人になっ

てからも要職を歴任するなど、天皇に信頼される優れた人物でした。しかし、

無実の罪を着せられ、京の都から太宰府(福岡県)へ左遷されてしまい、そ

の地で生涯を終えることとなります。そして現在は学問の神様として有名な

天神さまとして、多くの人々に親しまれています。

受験シーズンにお参りしたことのある方も多いのではないでしょうか。

今日の1冊は、『本当は怖い日本の神さま』(戸部民夫/著)です。

 そもそも人間である菅原道眞は、なぜ神様として祀られることになったので

しょう。それは道眞の死後すぐに起こった多くの厄災の原因が、恨みを持って

死んだ道眞の怨霊によるものだと考えられたためでした。その後、神として祀

られるようになりますが、このように生活の中で親しまれている神様も、もと

は祟りを起こすような怖い面を持っています。

この本では、神話の神さまから動物の神さままで、私たちの身近にある神さま

のことを深く知ることのできる1冊です。

 

 

2024年 (令和6年)
4月30日(火)
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時間:9:00~20:00
休館:火曜日(毎週)、金曜日(最終週のみ)