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今日は花火の日です。
1733(亨保18)年のこの日、隅田川で水神祭りの川開きが行われ、
徳川吉宗(1684~1751年)の治世で、全国的に凶作に見舞われ、大飢饉
になったうえ、コロリ(コレラ)の大流行により亡くなった多くの死者慰霊
を兼ねた花火が打ち上げられました。
今日の1冊は「ホモ・デウス」上下巻(ユヴァル・ノア・ハラリ/著,柴田 裕之/訳)
「サピエンス全史」が世界的大ベストセラーとなった、イスラエルの歴史学者である、
ユヴァル・ノア・ハラリの次作品。
花火の日の由来となった今日の日のエピソードには、大飢饉と疫病というワードが
あります。現代は江戸時代の将軍吉宗が治めていた時とは比べ物にもならない位に、
飢饉にも疫病にも対抗する手段が生まれています。そんな進化と発展を遂げた人類
はこの先どうなって、どこへ向かっていくのかが描かれているのがこの本です。
今、思いもよらない疫病に悩まされている人類。そんな人類の光明が見出される
やも。