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1897年のこの日、「帝国図書館官制」が公布され、1872年に書籍館として
創設された東京図書館が「帝国図書館」と改称されて、欧米の国会図書館に
倣って整備拡充を図ることとなった。1947(昭和22)年12月4日に国立図書館と改称、
1949年に国立国会図書館支部上野図書館とされ、蔵書は国立国会図書館中央館に
引き継がれた。上野公園の丘にあることから、「上野図書館」の通称で長く親しまれ
上野図書館に通った経験をもつ文豪、学者は数知れず、近代日本文化の歴史に大きな足跡を残している。
今日の一冊は、
『図書館と江戸時代の人びと』(新藤 透/著)
実は、聖徳太子の頃から日本には図書館があった!
収集、出納、館外貸出、レファレンス、司書制度……明治時代に「ライブラリー」が
できる以前の歴史を掘り起こす。
日本人が本を貴重なものとして尊び、また本を愛することは長い歴史としてあり、
それゆえに庶民にも広く学問が行き渡り、高い文化水準を誇ってきたことがわかります。