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今日は、文豪の一人である谷崎潤一郎の忌日です。

明治末期から戦後まで書き続けた大作家は1965年のこの日に永遠の
眠りにつきました。
 今日の1冊は「谷崎潤一郎文学の着物を見る:耽美・華麗・悪魔主義」
(大野 らふ,中村 圭子/編著)
 終生、作風や文体を変遷させた谷崎ですが、どの年代のどの作品にも
大変魅力的な女性が登場します。そんな女性たちの着物姿を当時の資料
に沿って再現。谷崎作品をビジュアルでも楽しめる1冊です。
 個人的な谷崎作品おすすめヒロインは「春琴抄」の春琴。勝気を通り
越して現在でいう女王様な彼女。どんな着物で再現されているのかご覧
になってみてください。
 文豪の文学作品というと敷居が高く感じるかもしれませんが、読んで
みると流麗美文の現代ドラマだったりします。気が向いたら手に取って
みるのもまた一興!
2024年 (令和6年)
11月25日(月)
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時間:9:00~20:00
休館:火曜日(毎週)、金曜日(最終週のみ)