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2008年から5月10日が『地質の日』に制定され、これを記念した多くのイベントが
全国各地の博物館・大学で開催されています。
高知県の岩石は足摺岬の花崗岩類、鉱石はストロナルシ石、化石は横倉山のシルル紀動物化石と
なっています。足摺岬の花崗岩類はナトリウムとカリウムに富む特殊な化学成分を
もちAタイプ花崗岩とよばれるグループに分類され、ラパキビ花崗岩も産する。
このような花崗岩類が見られるのは日本で足摺岬だけだそうです。
足摺岬は行った事がありますが、大きな花崗岩がゴロゴロするところは
圧巻でまたどこか懐かしい不思議な光景が広がっていました。
今日の一冊は、
『 大地が動く物語 最新・高知の地質』(鈴木 堯士/編、吉倉 紳一/編)
ゴンドワナ大陸が移動して現在の大陸が形成されたという。
南海トラフに起因する大地震・津波発生のメカニズムも地球内部にある。
大地が動く物語をこつから読み解く。自然の豊かな高知県、その足元の大地の雄大さの物語。面白そうです。