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今日7月14日は「検疫記念日」です。厚生省(現在の厚生労働省)と日本検疫
衛生協会が1961年に制定。1879年のこの日、日本初の伝染病予防の法令
「海港虎列刺病伝染予防規則」が公布されました。
これのきっかけになったコレラが日本で初めて発生したのは、最初の世界的
大流行となった1822年(安政5年)のこと。江戸での死者は3~4万人に上っ
たといいます。コレラはコレラ菌を病原体とする経口感染で、汚染された水や
食物とともに飲み込まれると、腸管内で異常に繁殖し、患者を脱水症状にし、
死に至らせる。
今日の1冊は『ウイルスは生きている』(中屋敷 均/著)です。
今までウイルスとはどのようなものか、深く考えたことはありませんでした。
しかし、コロナウイルスの影響で、恐ろしいものだという漠然としたイメージ
を持っています。ちゃんと勉強もせずに恐ろしいと一言で終わらせてしまうの
は良くないと思い、この本を手に取りました。こちらの本は、ウイルスの種類
や、構造、遺伝子の特徴など、素人にも分かりやすく説明してくれています。
生命の不思議さや、生物学への興味を抱かせる1冊です。
果たしてウイルスとは何者なのか?