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終戦記念日として知られるのはポツダム宣言受諾が伝えられた1945年8月15日ですが、国際法上で正式に戦争が終わったのは同年の9月2日でした。
この日アメリカの軍艦ミズーリ号艦上で、日本が連合国側の無条件降伏文書に調印しました。
日本の代表として梅津美治郎参謀総長が署名。
連合国側は連合国軍最高司令官ダグラス・マッカーサー元帥を始め、アメリカ、中華民国、イギリス、ソビエト連邦、オーストラリア、カナダ、フランス、オランダ、ニュージーランド
の各国代表が同席し署名が行われたそうです。
今回ご紹介する『戦後史再考 「歴史の裂け目」をとらえる』は比較文化論の第一人者である西川長夫氏の死後、若手研究者が氏の業績を引き継ぎまとめた意欲的な著作です。
戦後に端を発し現在にまで及ぶ日本の課題、問題点を明晰な筆致であぶりだします。
この機会にぜひ、ご一読ください。