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10月10日は「トマトの日」です。
「ト(10)マト(10)」の語呂合わせが由来で、トマトをもっと食べてもらうために
平成17年に全国トマト工業会によって制定されました。
みなさんはトマト好きですか?
トマトは、そのまま食べても、お料理に使っても、冷やしても温めても美味しいで
すよね。用途に多様性があり、見た目にも華があるトマトは、大人にも子どもにも
大人気の野菜と言えるでしょう。
しかしトマトは昔、「毒がある」と言われたり、一転して「愛の媚薬」と思われ
たり、いろいろな誤解を経て、やっと一般的な食用野菜として習慣的に食べられる
ようになった歴史があることをご存知でしょうか。
本日ご紹介するのは、
『トマトの歴史』(クラリッサ・ハイマン/著)です。
本書は、旅と食べ物を専門とするフリーライターである著者が、知られざる
「トマトの歴史」を解き明かします。ヨーロッパに伝わった当初は「毒がある」と
されたトマトがいかにして世界に広まったか。
イタリアの食文化、「野菜か果物か」裁判など、驚きの歴史が盛りだくさんです。
巻末にはしっかり、トマトを用いたレシピも記されており、いろいろな切り口で
トマトを楽しめる一冊です。