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第2時ポエニ戦争、いわゆるハンニバル戦争は共和制ローマとカルタゴの間で、紀元前219年〜201年にかけて行われた戦争です。
当時圧倒的な支配力を誇るローマ帝国を、アフリカ大陸の北端に位置するカルタゴが破った戦争として語り継がれています。
当時カルタゴの指導者はハンニバル将軍。対するローマ帝国のスキピオ将軍は地中海を制覇しており、ローマ軍の勝利は目前に思えました。
ハンニバルは奇策を実行します。それは越えることは不可能と言われるアルプス山脈を越え、ローマ軍の守備が手薄な北側から襲撃することでした。
厳しいアルプス越えの末当初40,000名だった兵士は26,000名に、戦闘象は30頭からわずか3頭になったそうです。
作戦は成功し、ハンニバルは歴史的な勝利を納めることとなりました。
今回ご紹介する『敗者が変えた世界史 上』で、歴史の糸車の不思議をぜひ感じてください。