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今日は、小説家、津村記久子さんの誕生日です。
「ポトスライムの舟」で2008年下半期の芥川賞を受賞した作家の一人でもあります。
芥川賞といえば、つい最近芥川賞直・木賞の発表があったばかり。
そんな芥川賞と直木賞は半年に1回選ばれます。
芥川賞は雑誌に発表された新進作家による純文学の短編・中編の中から選ばれ、
かたや直木賞は新進・中堅作家の中からエンターテインメント作品の単行本が対象
として選ばれます。
今日の1冊は「二度寝とは、遠くにありて想うもの」(津村記久子/著)
津村さんは芥川賞作家なので、いわゆる純文学の方です。
ですが、この本は津村さんの日常が書かれたエッセイ。このタイトルの通りなんと
も気怠い日々が、とても身近に感じられるのです。くすっと笑う部分もあり、そっ
と一緒にため息をつけるような部分もあり、芥川賞作家の作品!と身構えることな
く気を楽にこたつにでも入って気ままに読める様な1冊です。
これをきっかけに他の作品も読んでみたい気分にも。