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今日は日本を代表する哲学者の一人、西田 幾多郎(にしだ きたろう)が生まれた
日です。
石川県の農家に生まれ、恵まれた学習環境とはほど遠い状況を経、苦節ありながら、
「西田哲学」と築き上げ、京都学派の中心的存在として率い、後に文化勲章も受賞
した方です。
今日の1冊は「福岡伸一、西田哲学を読む:生命をめぐる思索の旅」(池田善昭/著、
福岡 伸一/著)
生物学者である福田伸一と西田哲学の研究者である池田義昭、二人の学者が対談
を重ね、難解とされる西田哲学を読み解いていった1冊。
私はこの本で京都「哲学の道」が名付けられた由来のお一人が西田幾多郎だと
知りました。道の途中に幾多郎の詠んだ歌の石碑があるそうです。
「人は人 吾はわれ也 とにかくに 吾行く道を 吾は行なり」
知らないことが多すぎてめまいがする昨今。知ることの楽しさやよろこびをぜひ
図書館で!