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1965年のこの日は、インド洋の美しいサンゴ礁からなる島国のモルディブが
イギリスから独立した。日本語表記はモルディブ共和国。
インドとスリランカの南西に位置する1192の島々からなる。有人島は200ほどである。
全島合わせても、東京都の半分程度の面積であり、首都マーレ宗教はイスラム教、国語はディベヒ語である。
今日御紹介する一冊は、
『モルディブの謎』(トール・ヘイエルダール/著)
です。
ノルウェーの海洋学者、人類学者、探検家であるヘイエルダールが、
モルディブ諸島を探検し、イスラム文化のヴェールの下に隠されていた仏教・ヒンズー教遺跡の発掘を通じて、
古代世界に東西をつなぐ知られざる文化が存在したことを解明する夢と冒険の物語である。
卓抜な行動力と大胆な仮説によって全世界に衝撃をもたらした探検記。
海流に乗って大海原を人びとが往来していた雄大な歴史やヘイエルダールの探検談にきっと
心躍ることでしょう。