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8月20日はイギリスの医学者、ロナルド・ロスが蚊の胃からマラリアの原
因であるマラリア原虫を見つけたことにちなみ、蚊の日と呼ばれています。
言わずと知れた夏の嫌われ者である蚊は、世界的に見ても人類にとって
最も有害な虫であり、、マラリアに代表される感染症の媒介者として1年に
75万人もの人が亡くなっており、地球上でもっとも人間を殺す生物といわ
れています。
マラリアは長い間、原因不明の死に至る病として扱われており、現代医学
が発達し始めた19世紀でも、細菌が原因と考えられていましたが、ロナルド・
ロスが1,897年8月20日にハマダラカの胃からマラリア原虫を見つけたことで、
マラリアを引き起こす原因が判明しました。この功績によりロナルドはノー
ベル生理学・医学賞を受賞しており、マラリアに対する当時の脅威度が伺え
ます。
今日紹介する一冊は『あなたは嫌いかもしれないけど、とっても面白い蚊
の話』(三條場千寿/著)です。
日常的に私たちが気になるような蚊の生態などを書いている本ですので、
これを読んで蚊に対する知識を深め、夏の虫刺されを乗り切りましょう!