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1880年のこの日、東京深川の三味線職人だった松永定次郎氏が、国産初のヴァイオリンを完成させたことにちなみ制定されました。
ヴァイオリンは弦楽器の一種です。弦は4本で、ギターのようなフレット(指板上に打ち込まれている金属の棒)がないため、開放弦(指で弦を押さえずに音をだすこと)以外は演奏者が正確な音程になるよう弦を押さえています。
演奏する際の基本姿勢としては、300~600gほどの重量があるヴァイオリンを左肩に乗せ顎あてに顎をのせて、軽く挟み込みます。
そして馬の尾の毛をはった弓に、松脂(まつやに)とよばれるマツの木から分泌される天然樹脂をつけて演奏します。
弓を使わず指ではじく方法や、肘・手首・指のいずれかを動かし、音を振動させながら音に深みをもたせたり、その演奏のテクニックは様々です。
今日ご紹介する1冊は『イソップえほん10 アリとキリギリス』(蜂飼耳・文 / かわかみたかこ・絵)です。
毎日一生懸命働くアリ、ヴァイオリンを弾き歌を歌って過ごすキリギリスが登場します。
お話は全部で3つの結末があるそうですが、みなさんはどの結末をご存知でしょうか。
多くの動物を主人公とする寓話(ぐうわ:教訓的な内容を他の事柄にかこつけて表したたとえ話)の代表としてあげられるイソップ物語、ぜひいかがでしょうか。