雲の妖精・くもっぴーが、二十四節気にのせておすすめの本を
ご紹介するヒョウ♪
春らんまんだヒョウ☁
「清明(せいめい)」とは、『万物発して清浄明潔なれば、此芽は何の草と知れる
なり』と暦(こよみ)のことなどが書かれた「暦便覧」には書かれているヒョウ!
「清浄明潔(せいじょうめいけつ)は清らかで明るいこと。「清明」はこの言葉を
略したものらしい。
花が咲き誇って春らんまんな時期に、明るくて清らかなんていい言葉だなぁ。
よしよし、今回は春らんまんに、花と光を感じる本を紹介するヒョウ🌸🌞
『まきのまきのレター』(佐々木香菜子∥イラスト)
くもっぴーは雲の妖精だけど、植物の妖精といえば、牧野富太郎博士だヒョウ♪
植物とともに生きてきた牧野博士の人生が、綺麗な色彩で描かれてるんだ。この絵
本、土佐和紙が使われてるんだって。手ざわりもすてきだから触れてみてほしいヒョ🌱
『そんなふう』(川内 倫子∥著)
写真家の川内倫子さんが過ごした3年半の日々。それらが写真と言葉でおさめらた本。
自分以外の眼差しでみる風景は、どれもこれもことなる光であふれてるんだヒョウ。
『あさになったのでまどをあけますよ』(荒井 良二∥著)
おひさまがのぼって、朝がきて、いろんな場所や生きものを照らしていく。しろく
まっさらな一日のはじまりが描かれてるヒョウ。
『ユリの文化誌:花と木の図書館』(マーシャ・ライス∥著、上原 ゆうこ∥訳)
花と木の図書館シリーズのユリだヒョウ。このシリーズは図版もたくさんで、ユリ
の生態、神話も幅広く知れてたのしいぞ。ほかの花たちも読んでくれよな。
『澁澤龍彦全集 21:フローラ逍遥 ほか』(澁澤 龍彦∥著)
水仙にはじまり、梅、桜、牡丹などなど、花々に関する今東西のエピソードが、む
せかえるような濃密さで書かれているんだ。光あるところに影があり、影あるとこ
ろに光あり。耽美とデカダンの人、澁澤龍彦が紹介するフローラをご覧あれだヒョウ。