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1999年に山梨県石材加工業協同組合が制定した日です。
「いい(11)石(14)」の語呂合せと、石工職人が尊ぶ聖徳太子の命日であるこの日を
「太子講」としていたことからと言われています。
今日の一冊は、「ロバのシルベスターとまほうの小石」作:ウィリアム・スタイグ
です。ある雨の日、ロバのシルベスターはのぞみがかなう、まほうの小石を見つけ、
大よろこびで家に帰ります。ところが、そのとちゅう、お腹を空かせたライオンに
であってしまいました。そこでシルベスターはあろうことか「ぼくはいわになりた
い」と願い岩になってしまいます。たったひとつの希望は、誰かが小石をひろって
彼が元に戻ることを願ってくれること。
何でもかなう魔法よりも大切なものがある。そう感じさせてくれる作品です。