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今日はドイツの音楽家、ヨハン・ブルグミュラーの誕生日です。
作曲家でありピアニストでもあるヨハン・ブルグミュラーは、1806年の12月
4日ドイツで生まれました。オルガン奏者で指揮者でもあった父親の影響で、
幼いころから音楽に親しんでいたブルグミュラー。この偉大な作曲家の曲は、
ピアノを習ったことがある人ならきっと、一度は弾いたことがあるのでは。
「25の練習曲」など、「バイエル」の次にピアノ入門者の登竜門的存在とし
て広く知られているのがブルグミュラーが作曲した練習曲なのです。
ブルグミュラーの練習曲は、ひたすら指の機能強化、特訓というイメージの
練習曲とは違い、練習曲でありながら、「アラベスク」や「牧歌」など、曲に
タイトルがついており、曲として完成されているという特徴があります。
そこには、初心者であっても音楽的な表現の世界を大切にしてほしいという、
ブルグミュラーの思いがあるのかもしれませんね。
とはいえピアノ初心者からすると、大変な山場であるブルグミュラー練習曲。
苦い経験として思い出される方もいるかもしれません。
本日紹介する一冊は、
「わたし、ピアノすきかも♪」(轟 千尋/文・曲)
です。
本書の著者は子どものためのピアノ作品を多数手がける現役作曲家。
楽譜を読み解く大切さを子どもたちに伝えたいと、10年来の付き合いであるイ
ラストレーターとタッグを組み、初の子ども向け音楽物語に挑んだんだとか。
練習が楽しくなるヒントがぎっしりつまっているので、
ピアノを挫折した・・・という方にもおすすめの一冊です。