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12月5日は印象派画家の巨匠、クロード・モネの忌日です。代表作『印象
・日の出』は印象派という名前の由来にもなったほどであり、印象派を代表
する画家のひとりです。高知県内においても、北川村にモネの庭園を再現
した「モネの庭マルモッタン」があり、今なお根強い人気があります。
印象派という名称があらわす通りに、モネの画風は風景全体を自身が見た
印象のままに描くというもので、当時の主流であった正確なデッサンや厳密
な構図を尊重する絵画とはかけはなれた技法でした。
製作方法においても、モネは戸外での製作を本格的に始めた最初の人物だ
といわれており、そうして描かれた絵画は移ろいやすい自然の様を豊かな色
彩の調和により表現していました。
今日紹介する一冊は『長寿と画家 巨匠たちが晩年に描いたものとは』
(河原哲子//著)です。
モネが没したのは1926年、86歳の時で、晩年も創作活動を続けていました。
長い間創作活動を続けてきた巨匠たちの変化がわかる一冊となっています。