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1月3日は駆け落ちの日といわれています。
1938年(昭和13年)の1月3日、女優の岡田嘉子と、日本共産党員で新協劇団の演出家であった杉本良吉が、
当時日本領土であった樺太の国境を越えてソ連へ亡命したそうです。
不法入国のため二人は3日で離ればなれになり、杉本氏は
スパイ容疑で処刑されてしまったそうです。
今日の一冊は
『商業演劇の光芒 近代日本演劇の記憶と文化 2』(神山 彰/編)
新協劇団は 弾圧により1940年に解散させられていますが、
復活して現在の東京芸術座へとつながっています。
生の舞台であるからこその一度きりの表現、舞台という
面白さは格別ですね。コロナ前のように自由に表現、観劇できる時代に
なってほしいですね。