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1972年1月24日夕方、グアム島のジャングルにおよそ28年間潜伏していた、
残留日本兵・横井庄一さんがエビやウナギをとるために罠をしかけに行ったところ、
鹿の猟をしていた現地住民たちに取り囲まれて確保された。
同年横井さんは日本に帰還し、羽田空港で出迎えた厚生大臣に話した言葉
「恥ずかしながら帰ってまいりました」がその年の流行語となった。
横井庄一と掛け声である「よっこいしょ」をかけたギャグも発生し、かつて日本全国で流行的に使われた。
今日の一冊は、
『ひとびとの精神史 第6巻 日本列島改造 1970年代』(杉田敦/編、早野透/執筆)
小野田寛郎と横井庄一」( 林英一/著)という章で、横井さんから2年後に
フィリピンから帰還した小野田さんと横井さんのことに詳しく触れている。
この二人は有名ですが実はこの本によると残留日本兵はもっと広い範囲の
国で推定1万人いたそうです。