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今日は万国郵便連合加盟記念日です。
明治10年のこの日、郵便の国際機関・万国郵便連合(UPU)に日本が加盟しました。
万国国際郵便連合とは、国際郵便制度をつかさどる国際機関です。
この連合に加盟することで、地球上のほぼすべての地域から固定料金に近い形で郵
便物を贈ることができ、加盟国の郵便切手ならどの国でも国際的に使用可能になるそ
う。(ちなみに日本はこの連合を戦前に一度脱退し、1948(昭和23)年6月1日に再加盟
しました。それにより、6月1日は「万国郵便連合再加盟記念日 」に制定されています。)
普段意識することは少ないですが、通貨も法律も違う国同士で郵便をやりとりする
ためには、こういった国際的な仕組みや取り決めが色々必要になります。
近頃はインターネットによる個人輸入も一般的になってきて、国際郵便も身近にな
りましたが、そうやって気軽に海外から買い物できるのも、こういった制度の恩恵の
ひとつなんだなぁと気づかされますね。
今日ご紹介する一冊はこちらです。
『切手で鑑賞-至高の絵画コレクション』(市川 敏之/著)
ご存知の通り郵便切手にはいろいろなデザインがあり、切手コレクターが存在する
ほど、ひとつのサブカルチャーとして社会に根付いています。
本書は数々のすばらしい絵画をわざわざ小さい切手で楽しむという粋な本。
社会のすき間にうまれた遊び心を、是非楽しんでください。