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今日は紀行作家・宮脇俊三(みやわき しゅんぞう)の忌日です。
生前に自らつけた戒名「鉄道院周遊俊妙居士」にちなんで、今日は周遊忌と呼ば
れています。
宮脇俊三は1926年、埼玉県川越市に生まれました。
大学卒業後は、中央公論社に入社、出版部長、編集局長などを経て、1978年に
退社。以降、鉄道紀行を中心とする執筆活動に入ります。
デビュー作『時刻表2万キロ』は日本ノンフィクション賞を受賞しました。
これにより、「鉄道に乗る」という趣味が世間に広く知られたとも言われてい
ます。
その後、宮脇俊三は2003年に肺炎により76歳で死去するまで、たくさんの作
品を残し、数々の賞を受賞しました。ユーモラスで軽妙な文体から、鉄道ファ
ンにとどまらず幅広い層に支持され、鉄道紀行を文芸の一ジャンルとして確立
されたとも言われています。
今日は当館に蔵書たくさんある宮脇俊三作品の中から、
『途中下車の味』(宮脇 俊三/著)
を紹介します。
思いついた駅で下車しながら、たくさんの美味しいものや素敵な場所にめぐり
あう途中下車。宮脇修三と一緒に、自由気ままな旅にでかけましょう。