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昭和生まれの皆さんには懐かしい響き「半ドン」。
1876年(明治9年)のこの日、官公庁で土曜半休・日曜休日制が実施されました。
それまでは、1868年(明治元年)9月の太政官布告により、31日を除く1と6のつく日を休日としていましたが、欧米との交易等で不便があったため、欧米と同じ仕組みに改めることにしたそうです。
半ドンという言葉の由来には諸説ありますが、当時皇居で毎日正午に大砲を撃っており、土曜日はドンという音とともに仕事が終わることから、丸の内に勤める人たちの間で「半ドン」と呼ばれるようになったとか。
また、オランダ語で日曜日を意味するzondag(ゾンターク)が訛って「ドンタク」となり、土曜日は半分が休日であることから「半ドンタク」略して「半ドン」となったとする説もあるそうです。
昔の制度や習慣を見直してみると、現在まで続く試行錯誤が伺えますね。