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を運営する株式会社富士山マガジンサービスが2008年2月23日(富士山の日)に制定。
今日は二十四節気の第三、「啓蟄」(けいちつ)です。
「啓」は「ひらく」、「蟄」は「土の中で冬ごもりしている虫」という意味があり、
啓蟄は「冬ごもりしていた虫たちが、春を感じて土から出てくるころ」という日で
す。その日一日を指すこともあれば、春分の日までの期間を指すこともあります。
この場合の「虫」とは、昆虫のことだけではなく、カエルやトカゲやヘビたちも
含まれます。 それらの生き物たちが長い冬を越えてうきうきとにぎやかに活動を始
める、「啓蟄」はそんな季節を示しています。
こぶしの花が咲き、山菜が芽を出し、春の陽気がしみわたっていく。
春の季語で、「山笑う」という芽吹き始めた華やかな山を形容する美しい言葉もあ
るように、春の始まりはなんともワクワクするものですね。
今日はこちらの本を紹介します。
『菜の辞典』(長井 史枝/テキスト・川副 美紀/イラスト)
春に目を覚ますのは虫やカエル達だけではありません。
ふきのとうを筆頭に美味しい山菜たちも、いよいよ芽を出し始めます。
本書はたくさんの山菜について、旬の時期・選び方・保存方法・食べ方・栄養素・
効能効果などを、美しいイラストとともに端的に紹介しています。
雷鳥社の辞典シリーズらしいオシャレで見た目も楽しい1冊です。
山菜だけでなく、年中お世話になるお馴染みの野菜もたくさん掲載されているので、
実用としての使いやすさも兼ね備えています。