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本日は「国際子どもの本の日」です。子どもに本を読むよろこびを、大人には子ども
の本のおもしろさを、そして子どもの本への関心を高めることを目的に、1967年IBBY
(国際児童図書評議会)によって定められました。
今日が「国際子どもの本の日」に定められた理由は、とある方の誕生日であること
から。そのとある方とはハンス・クリスチャン・アンデルセン。
そう、あの「アンデルセン童話」を生みだした童話作家です。
アンデルセン童話とういう名前だけではなじみが浅くても、
「人魚姫」「みにくいアヒルの子」「マッチ売りの少女」や「親指姫」という作品名
を聞けば、知らない方はいないでしょう。
本日は、『アンデルセン童話全集』
(ハンス・クリスチャン・アンデルセン/原作)をご紹介します。
本書はアンデルセンの童話を美しい挿絵と共に一挙に楽しめる一冊です。
ずっしりと重みのある大きな分厚い本ではありますが、一話一話は短い物語なのでと
ても読みやすく、本書のために書き下ろされたドゥシャン・カーライとカミラ・シュ
タンツロヴァーの情緒あふれる挿絵が、アンデルセンの世界をより深めてくれます。
児童図書は、子どものためにつくられた本ではありますが、大人が読んでも十分楽しめ
る本もたくさんあります。
絵本だけでなく、物語やエッセイ、科学や自然、歴史の本など、大人の知識欲も充分満
たしてくれる本がたくさんありますので、図書館にお越しの際は、是非児童図書コーナ
ーものぞいてみてはいかがでしょう。