[BookShelf Image]:1153
4月3日は仮面ライダーが放送された日です。五十年の歴史を誇る日本の
特撮シリーズ第一作で、変身ブームをはじめとする社会現象を起こしました。
現在では毎年新シリーズを放送するほどの定番作品となった仮面ライダー
ですが、第一作目の放送開始当初から順風満帆に放送をしてきたわけではない
ようです。
初代仮面ライダーは主演である藤岡弘さんの負傷による番組存続の危機に
直面しましたが、仮面ライダー二号を登場させることで番組を繋いだうえ、
バイクアクションが出来なかった仮面ライダー二号役の佐々木剛が行った
変身ポーズは、世間に変身ブームを起こさせるほどの人気ぶりを博しました。
その後もロボットアニメブームの台頭による視聴率低下により、初代仮面
ライダーから続いていたシリーズを一度完結させ、第一作のリメイクを制作
するも軌道には乗りきらず、試行錯誤の時代が続いたようです。
平成以降の仮面ライダーはこのような試行錯誤の時代のノウハウを生かした
設定づくりを行ったほか、おもちゃなど関連商品の強化を行ったことでグッズの
売上は販売元のバンダイの中でも主力商品のガンダムを抜き一位になるほどの
人気を博すようになりました。
今日紹介する一冊は『証言!仮面ライダー昭和』(講談社編)です。
試行錯誤を続けた昭和期の仮面ライダーに関わった様々な分野の人にインタビュー
を行ったもので、スーツアクターやカメラマンのインタビューもあるため、
是非読んでみてください。