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1927年(昭和2年)のこの日、神奈川県の養殖業者によりアメリカ・ニューオーリンズからアメリカザリガニが持ち込まれました。
元々は食用カエル(ウシガエル)の餌として持ち込まれたわずか20匹のザリガニが養殖池から逃げ出し、その後、爆発的に広まったとされています。
1960年(昭和35年)頃には九州でも確認されるほどになり、現在では沖縄を含む日本各地で確認され、国内では最もありふれたザリガニとなっています。
アメリカザリガニは、水草を切断したり、水生昆虫を捕食するなど陸水生態系に影響を与える他、ザリガニ類特有の病気であるザリガニカビ病を媒介して在来種のニホンザリガニの生態を脅かすとされています。これらの悪影響から、日本生態学会により「日本の侵略的外来種ワースト100」に選定されている程です。
この日を機会に、ぜひ身近な生態系に目を向けてみましょう。