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1900年(明治33年)の今日、東京の神宮奉斎会本院(現在の東京大神宮)が神前結婚式のPRを始めました。

それまで結婚式は家庭で行うのが普通だったのですが、この年の5月10日に「皇室御婚令」が発布され、皇太子(後の大正天皇)の御婚儀が初めて宮中賢所大前で行われたことにより、国民の間に神前での結婚式をしたいという気運が高まったそうです。

それを受けて日比谷大神宮は、神前結婚式を世に広める為に、新聞記者や大臣等を招いて模擬結婚式を行うなどPR活動を行ないました。現在の神前結婚式の原型は日比谷大神宮の宮司が、宮中婚礼を参考にして作ったものであると言われています。

さて、現在でも約3割の結婚式シェアを有するホテルが、結婚式に本腰を入れてビジネス展開するようになったのは、バブル経済が崩壊した90年代前半のこと。
それまで法人客相手の大会議や宴会で潤っていた事業が、バブル崩壊により需要が減少したことで、かわって1組300万円近い売上が見込めるウエディングをはじめとした個人客にターゲットを向けた結果です。

 

2024年 (令和6年)
5月9日(木)
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時間:9:00~20:00
休館:火曜日(毎週)、金曜日(最終週のみ)