7月29日は元号「大化」が始まった年です

今日7月29日は歴史上最古の元号「大化」が始まった年です。

645年の7月29日に当時権勢を持っていた蘇我氏ですが、中臣鎌足・中大兄皇子が

主体となり、当時の皇極天皇を退位させるために蘇我入鹿の暗殺をして滅亡させた

乙巳の変により始まった一連の国政改革のことを大化の改新といい、この変を境に

「日本」という国号や「天皇」という称号が正式なものとなり、現在まで続く

元号制度の始まりになりました。

改革の主な内容については天皇を中心とする律令国家を目指すものとなっており、

今の日本を形作る律令制度が始まったとも言えます。

今日の一冊はこちら「蘇我氏の研究」（平林章仁/著）です。

蘇我氏の滅亡から始まった大化ですが、蘇我氏がそれまでに行っていた政策や

仏教とのつながり、外交などを文献などを元に書かれた一冊となっております。