[BookShelf Image]:1287
今日は赤塚不二夫の命日です。
赤塚不二夫は『おそ松くん』『ひみつのアッコちゃん』『天才バカボン』などの
大ヒット作を数多くもつ昭和を代表する漫画家の一人。
2008年に逝去され、テレビタレントのタモリさんが印象的な弔辞を行ったことは
記憶に新しい所です。
赤塚不二夫さんは「ギャグマンガの王様」と謳われ、戦後ギャグマンガの礎を築
きました。
彼の作品には、主人公だけでなく、ニャロメやイヤミ、バカボンのパパ、レレレ
のおじさんなど、たくさんの魅力的なキャラクターがおり、それらは世代を超え
て愛されつづけています。
赤塚不二夫さんの魅力溢れる作品のひとつである「おそ松くん」にいたっては、
2015年に赤塚不二夫生誕80年記念として「おそ松さん」として続編が描かれ、新
たに若年層のコアなファンをたくさん開拓。今年の三月には劇場版の新作も公開
され、現在も人気は高まり続けています。
原作者である赤塚不二夫さんもキャラクターとしてたびたび本作に出演してお
り、若者の間でも親しみやすい存在になっているようです。
さて今日紹介する一冊は文藝春秋のこちらの本です。
『赤塚不二夫生誕80年企画バカ田大学講義録なのだ!』
(泉 麻人/著 他)
本書は、赤塚不二夫生誕80周年の記念して2016年に発行された一冊。
赤塚不二夫の代表作「天才バカボン」のパパの母校である「バカ田大学」を、なん
と東京大学で開講したという遊びに満ちた企画です。美術家、ミュージシャン、学
者、作家、演出家、本物の東大教授などなど、豪華12組の講師による「赤塚不二夫
スピリット」がビンビン伝わる熱い講義をつめこんだ一冊です。
読めばあなたもリッパなバカになれるかも!?