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8月3日ハチミツの日です。8と3の語呂合わせから、全日本はちみつ協同
組合が制定したとのことです。トーストに塗ったり、飴にして食べたり、
調味料としてもつかわれるなど、幅広い利用がされているハチミツですが、
古来から人類はハチミツを活用していたようで、一万年前から既に野生の
蜜蜂からハチミツを採取していたほどだそうです。
スペインで見つかった8000年前の壁画には、蜂の巣からハチミツを採取
している人間が描かれており、この時には既に煙で蜂を鎮静化させて蜂の巣
を採取するという手法は確立されており、貴重な糖分の補給源としてより古く
からハチミツを得ていたことが伺えます。
2000年ほど前の歴史を見てもハチミツの重要性はかわらず、養蜂を行う人間には
誠実さも求められ、ハチミツ泥棒を二回以上行った人間には死刑が下されるほど
だったそうです。
今日紹介する一冊は『ミツバチのはなし』(ピョトル・ソハ/絵、
ヴォイチェフ・グライコフスキ/文)です。
大きく描かれた多彩なイラストが特徴の絵本になっており、文章を読まなく
ても楽しめるような内容になっています。