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今日10月8日は盗賊、石川五右衛門の忌日です。
五右衛門は生誕から生涯を終えるまでの人生のほとんどが盗賊であったこと以外
不明瞭で、伊賀流忍者の落ち忍であるという説や河内国生まれの医家の出である。
など他にもいろいろな説が出回っています。
また、盗賊ではあったものの、盗みの相手は権力者ばかりであったのと、当時豊臣政権は
嫌われていたこともあり、庶民の間では英雄的存在でもあったと言われています。
また、有名な釜茹でについてはいろいろ説があり、子供と一緒に処刑されることに
なっていたが、自分が息絶えるまで子供を持ち上げていた説と、苦しませないように
一思いに子供を釜に沈めた説、あまりの熱さに子供を下敷きにした説もあります。
さて今日の一冊はこちら「梟の城」(司馬遼太郎/著)です。
本書は戦国末期の権力争いを行っていた豊臣家と伊賀流忍者の対称的な生き様を
描いた歴史小説で、豊臣秀吉や石川五右衛門など、実在していた人物を描いたもので
直木賞も受賞している作品になります。当時の歴史小説の新しい風となった本作を
是非見てみてください。