[BookShelf Image]:1381
今日は世界動物の日、「World Animal Day」です。
動物の愛護、保護を目的に定められた世界的な記念日で、1931年に国際動物保護会議
で制定されました。
毎年World Animal Dayでは、世界の各地で動物保護に対する意識を高めるための関連
イベントが数多く行われています。
動物の愛護、保護とひとことで言っても、その問題には様々なものがあり要因も様々。
現在世界や日本で問題としてよく取り上げられるものには、
・野生生物の激減
・動物実験
・犬猫の殺処分
などがあります。
動物の愛護、保護は「動物の命を守る」という直接的な問題だけでなく、環境問題や都
市開発など、人間社会を取り巻く様々な要因が密接に絡み合っています。
したがって、問題を改善するためには多方面からのアプローチが必要になりそうです。
動物たちはわたしたちと同じように地球に住む、いわば人間の隣人。
これまでわたしたち人間は、隣人たちにずいぶんと身勝手な迷惑をかけてきたように思
います。これから先の人間は、彼らにとってどのようなご近所さんになれるでしょう。
ひとりひとりがこの問題に向き合い、自分の考えを深め続けていけたらいいですね。
今日は合同出版の、『命の境界線』(今西 乃子/著)をご紹介します。
重みのあるタイトルですが、子供向けに書かれた児童書で、とても読みやすい本です。
しかしながらその内容は、駆除の対象になる野生動物と、保護の対象にある野生動物、
その境界線はどこにあるのか、というとても深いテーマです。
「World Animal Day」に、是非手に取ってほしい一冊です。