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10月5日は詩人・高村光太郎の妻、高村智恵子の没日になります。高村
光太郎はこれから三年後に、彼女について歌った詩をまとめた詩集『智恵
子抄』を刊行しました。
レモン忌と呼ばれる由来は高村光太郎の歌の一つ、『レモン哀歌』から
来ており、妻が亡くなる数時間前にレモンを食べていた姿を歌った内容で
あることから、レモン忌と呼ばれているそうです。
今日紹介する一冊は『日本語を味わう名詩入門8 高村光太郎』(萩原昌好/編)
です。レモン哀歌を始めとする実際の詩だけではなく、詩と著者の解説も
載っている本になっており、より一層理解の深まる一冊となっています。