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日本は諸外国に比べて地震の多い島国です。
さらに近年は大きな地震などの災害が頻発し、各地に大きな被害をもたらしています。
地震自体恐ろしいものですが、地震が起こった時に特に警戒したいことのひとつが津
波です。
本日は日本で「津波防災の日」に制定されています。また、「世界津波の日」とし
て津波に対する防災意識を高めるための国際的な日とされています。
この機会に改めて、津波への防災意識や危機感を高めていただければ幸いです。
2011年3月11日、東北地方を中心に未曽有の被害をもたらした東日本大震災が発生
しました。災害関連死も含めた死亡者は2万人を越えており、その多くの直接的な原
因が「津波」でした。
東日本大震災では、津波に対する適切な対処法などが知られていなかったことが、
被害が膨らんでしまった理由の一つとされています。
あっという間に年月がすぎ時は令和。
あの大災害から10年以上が経過し、リアルタイムで実感していない世代が沢山誕生
しています。
過去の出来事は、それを知る人たちの心がけがなければ簡単に風化してしまいます。
日本のあまりに大きな痛みを「伝えていく」ことの大切さは時間の経過とともに強
くなり、すでに私たちに問われはじめているように感じませんか。
実感を伝え継ぎ、日頃から防災意識を高めることは目の前の命を守ることに必ず
役立つでしょう。自然災害はいつでも突然訪れるのですから。
防災準備は今すぐ始めましょう。
『いのちと未来を守る防災』(鎌田 和宏/監修)
このシリーズは、津波を始めとするあらゆる災害をテーマに、イラストをもちい
て分かりやすく表現されています。是非親子で読んでほしいシリーズです。