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今日、12月5日は「広島の原爆ドームと厳島神社が世界文化遺産に認定された日」。
1996(平成8)年のこの日に、ユネスコの世界文化遺産に広島の原爆ドームと厳島神社
が認定されました。
原爆ドームは1945年8月6日8時15分に広島市に投下された原子爆弾の悲惨さを今に
伝える被爆建造物です。1915(大正4)年に「広島県物産陳列館」として開場され、
戦時中から原爆投下時までは「広島県産業奨励館」と呼ばれていました。
今では核兵器廃絶と世界平和を求めるシンボルの原爆ドームは、「原爆ドームを
世界遺産に」という声が上がり、市民による全国的な署名運動によって、世界遺
産への登録が実現されました。
厳島神社は1168年、平清盛によって現在のような壮麗な社殿が造営されました。
この社殿の構成は、平安時代の「寝殿造り」の様式を取り入れた優れた建築景観と、
海上に立地し、拝家の山容と一体になった景観は比類がなく、これは平清盛の卓越
した発想によるもの。平安時代の代表的な資産が世界遺産に選ばれた理由のひとつ
になります。
今日の一冊は、「絵本のようにめくる世界遺産の物語 色彩の魔術編」(村山秀太朗、本田陽子/監修)
世界遺産の「色彩」に注目されたビジュアル本。鮮やかな世界遺産の風景は眺めて
いるだけで魔法の旅へ連れていってくれるようなワクワクする一冊!