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1月31日は令丈ヒロ子さんの誕生日です。
令丈ヒロ子さんは1990年にデビューした大坂出身の児童文学作家です。
著書は児童書を中心に多数あり、令和5年1月現在当館にも20冊弱程の蔵書が
あります。 代表作である「若おかみは小学生!」はシリーズ累計300万部を
突破。コミック化もされたのでご存知の方も多いのではないでしょうか。日
本を飛び越え海外でも広く読まれているファンの多い本です。
令丈さんの作品は独特のユーモア感覚でとても読みやすく、ふだんはあま
り本になじみがないという方でもどんどん読んでしまえます。 現在は嵯峨美
術大学、成安造形大学客員教授も務められているんだとか。
今日は令丈ヒロ子さんの数ある著書の中からこの一冊をご紹介します。
講談社
『パンプキン!模擬原爆の夏』
(令丈 ヒロ子/作)
第2次世界大戦末期、米軍がテストのため日本国内各地に投下した摸擬原爆
「パンプキン」。令丈 ヒロ子さんがその存在を知ってもらおうと2011年に著
した本です。
原爆が落とされた場所といえば広島・長﨑ですが、そのテストのために落と
された爆弾。テストで奪われた命があったという、驚きの事実。
この本は、令丈さんのユーモアあふれる持ち味はそのままに、パンプキンに
よって日本にもたらされた悲しい歴史を学べます。
大人にもお勧めの一冊です。