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2月1日は三大喜劇王、バスター・キートンの没日になります。まだ映画
に音声がついていなかったサイレント映画時代の俳優で、同じく喜劇で活躍
したチャールズ・チャップリン、ハロルド・ロイドと合わせて三大喜劇王と
称されています。
キートンは喜劇のスターではあるのですが、キートン自身はおどけた演技
をせず、どんなに体を張ったアクションをしても無表情であるというギャップ
から笑いを誘うという手法に長けた役者でした。
サイレント映画からトーキー映画への切り替わりの時期であった1930年頃には
破産も経験するほどの転落を経験したキートンでしたが1950年にはライバルの
チャップリンとも共演を果たし、かつての出演作をリバイバル上映するなどの再
評価がなされたそうです。
キートンが亡くなったのは1966年の2月1日でしたが、亡くなる数か月前まで
仕事を続けていたそうで、生涯現役を貫きました。
今日紹介する一冊は『バスター・キートン』(トム・ダーディス/著、飯村隆彦/訳)
です。キートンの遺族を始めとした多くの関係者に取材を行い、集めた情報で書かれた
一冊で、キートンの生誕から死没までを詳細に書いています。