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今日は嫌煙運動の日です。
1978年、東京四谷で約40名の有志が集まり、「嫌煙権確率を目指す人々の会」が設立
されました。
当時の日本ではそういった活動はほとんど行われていませんでしたが、この会の設立
をきっかけに本格的な嫌煙運動が始まります。さらに「嫌煙」という言葉がキャッチ―
で珍しく、多くのマスコミがこの集会をこぞって取り上げたことにより嫌煙運動は一
気に加速。ついには新幹線「ひかり」に禁煙車両が導入されるなど、嫌煙運動は成果
を見せました。
時を経て2017年、東海道新幹線の定期列車「のぞみ」と「ひかり」から喫煙車両は
姿を消しました(代わりに喫煙ルームが設けられています。)近年、喫煙に対する社
会的認識が増し、健康増進法が施行され社会全体で禁煙や分煙が一般的になっています。
現在、繰り返されるたばこの増税、社会の風当たりの強さで、喫煙者の立場はどん
どん苦しくなっていることでしょう。
しかし今後この流れが逆行することはまず考えられません。
たばこは日本の法律で禁止されているわけでもありませんし、買おうと思えば気軽にど
こでも購入することができます。にも拘わらず、依存性のある喫煙の責任が喫煙者だけ
に課せられることはいささか問題(禁煙外来は保険適用ですが)ですが、社会の動きを
待っていても仕方ありません。
自分や身の回りの人を守れるのは自分だけです。
このロングセラー本を読んで、あらためて禁煙に、いえ「なぜ喫煙するのか」という
「そもそも論」に向き合ってみてはいかがでしょう。
ロングセラーズ
『女性のための禁煙セラピー』
イラスト版
(アレン・カー/著)