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2月19日は第二次世界大戦の中で起きた戦闘の一つ、硫黄島の戦いが
起きた日になります。第二次世界大戦末期の戦闘であり、太平洋戦線
有数の激戦地として知られています。
小笠原諸島の一つ、硫黄島はアメリカによる日本本土攻略の足掛かり
として目標に定められており、硫黄島を制圧して爆撃機の発着拠点にする
ことがアメリカ側の目的でした。当初の見立てではアメリカ側にも損害は
出つつも5日ほどで攻略ができると考えていた硫黄島は、守備隊による予想
以上の反撃に遭い、制圧には成功したものの、5日で終わると考えていた
作戦は一か月以上かかったうえに、アメリカ軍の死傷者が日本を上回ると
いう悲惨な結果になってしまいました。
今日紹介する一冊は『ピュリツァー賞受賞写真全記録 第2版』
(ハル・ビュエル/編、デービッド・ハルバースタム/序文、河野純治/訳)です。
第二次世界大戦が終結した年にピュリツァー賞に選ばれた写真は一枚のみで、
それが硫黄島で撮られたものになっています。アメリカでは第二次世界大戦
での大きな被害を出した数少ない戦地として知られており、硫黄島を題材にした
ドキュメンタリーや映画も多く作られています。当館でも貸出可能な作品が
いくつかあるので、気になる方は是非見てみてください。