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生き物が生きていくために欠かせない水。

作物を育てるための水や飲料水を生活圏まで引くことは、生きるための大事業なのです。

今から350年前の寛文10年(1670年)四代将軍徳川家綱の時代、浅草の商人友野与左右衛門は、現在の静岡県裾野市深良の名主大庭源之丞の依頼を受け、水田の用水不足にあえぐ静岡県駿東地域(現在の御殿場市、裾野市、長泉町、清水町)の農民のために、約3年半の歳月と総工費約7,400両、延べ約84万人を投入して、神奈川県の芦ノ湖の水を静岡県裾野市へ導く、全長1,280m(高低差約10m)の水路トンネルを完成させました。
工事は両口から手掘りで行われたにもかかわらず、約1mの落差で結合しており、当時の驚くべき技術の高さを物語っています。

現代においても水を手に入れることが困難な人々が世界中にいます。

一人一人が水の大切さを再認識したいですね。

2024年 (令和6年)
5月19日(日)
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時間:9:00~20:00
休館:火曜日(毎週)、金曜日(最終週のみ)