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今日は大塩平八郎の生誕日とされています。1793年の3月4日に生まれ、
町奉行や儒教の教えを説き、町奉行組の飢饉でのやり方に反発し、一揆をおこし、
当時未曽有の大事件を引き起こした人物です。
大塩平八郎の乱のきっかけとなったのは天保4年に起きた、天保の大飢饉です。
1度目の飢饉の際には平八郎と奉行組の手腕により切り抜けましたが、
天保7年から再発した飢饉の際には跡部良弼の暴政により治安が悪化。
その結果、暴政に反発する形で平八郎が首謀し、一揆を引き起こした。
その後、一揆の首謀者の大半は捕まりましたが、平八郎は数年の間潜伏して
いましたが、潜伏先の女中に密告されてしまいます。
役人に囲まれる中、捕縛される前に爆薬により自決し、遺体の原型はなかった
そうです。 その後磔にされたものの、天下の街中では生存説が流れていたそうです。
今日の一冊はこちら「儒教が支えた明治維新」(小島毅/著)です。
本書は江戸時代より日本の近代化を用意した儒教の存在と事実誤認されがちな
儒教の内容などを儒教研究者が時代背景と共に詳しく書かれたものです。